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サドベリースクールの卒業生たちは今

サドベリーを出た人たちの今を記事にしたり、自分を生きるとはどういうことなのか、日々考えながら書いてます。

2校以上のサドベリースクールを体験するのがおすすめなワケ。

Staff~スタッフとして思うこと~ Student~生徒として思うこと~

 

 

こんにちは。スーザン (@HunterSussan) です。

 

ペンネームってかっこいいな。と思って自分で付けましたが、もはや誰にもスーザンなどとは呼ばれていません。

 

僕が八ヶ岳サドベリーのスタッフになって1年が経とうとしています。僕は元々西宮サドベリーの生徒であり、その後スタッフを3年間勤めていました。

それに、最近導入されたサドベリー留学制度によって他のスクールの生徒が八ヶ岳に来るようになって、思うことがあります。

※サドベリー留学↓

yatsugatake-svs.org

 

それは、、、、、

2校以上のサドベリースクールを体験するのが超おすすめ。

ということです。

 

これは是非各スクールのスタッフに読んでほしいし、各スクールの生徒にも知ってほしい。かなりマニアックな記事なので、逆に一般の方には意味が分からないかも。笑

 

サドベリースクールというのは、時間割・評価がない、学校運営に参加できる、年齢ミックス、などのおおよそ共通した理念がありますが、それぞれのスクールによって集まった人や地域性が顕著に現れます。というか、集まった人がすべて、と言っても過言ではありません。

例えば西宮サドベリーでは、やりたい活動があるときに「プロジェクト」を企画できます。お金を使いたい、講師を呼びたい、備品を買いたい、部屋やスタッフを自分一人で専有して使いたい、などなど、ミーティングで承認されれば何でも自由に使うことができるのですが、会計を怠ったり、プロジェクトで何か問題が起こったりすると、そのプロジェクトは停止(ときには廃止)となります。

ミーティングで承認されたことと実際の活動が異なっていると、曖昧な活動にはお金を出せないなど、承認したことが覆るからです。※僕が生徒・スタッフだった時の話なので今は変わっているかもしれません。

また、ルールを破ってしまうと罰則があります。

例)備品を出しっぱなしで帰ってしまったので、翌日備品を使えない
例)プロジェクトで問題が起こったので、解決するまでプロジェクト停止

などなど、ときにはそもそも罰則は必要なのか?という議論がされながら、常に作り替えられて現在に至ります。当然スタッフにも同じく罰則があります。僕はスタッフのときにコップを出しっぱなしにしてしまってコップを使えなくなったりしました。笑

同じルールを破るのが何回も続いた場合、そもそもルールを守る気がないなら退学でもやむを得ないのでは?スタッフとしてふさわしくないのでは?とある意味厳しくも必然的な議論がされます。

 

僕は日本のほぼすべてのサドベリー(デモクラティック)スクールを巡り続けていますが、他のスクールは西宮ほど厳しくはないと思います。おそらく西宮が断トツでルールが多いですし、他のスクールではルールを破っているのを見て見ぬふりしたりすることも見たことがあります。プロジェクトなどというシステムも無い場所もあります。

だけどもこの、徹底した民主主義を実行している西宮サドベリーが「正しい」わけではないんです。それぞれの学校で集まった人によって文化が作られていくので、たまたま西宮に集まった人達がルールに厳しかっただけなんです。その結果、全国で一番生徒が集まっているのは西宮なので、一つの成果として現れてはいるのですがね。

 

僕は今、2校目のスタッフをしていますが、最初は文化の違いに大きなカルチャーショックを受けました。サドベリースクールに当たり前はなく自由に作っていくもの。と思っていたはずが、西宮でやってきたことが僕の当たり前になっていたんです。

ある意味、「これが正しい」くらいに思ってしまっていました。

でも、本当にゼロから物事を考えると、そもそもルールは何のためにあるのか?ミーティングは何のために?サドベリースクールは何のために存在しているのか?と、とても良く考えられて様々な理論を生むことができ、価値観を再構築することができました。

 

この短期留学で、他のスクール生徒が来たりもしていましたが、普段過ごしているベースとは違うベースで過ごすことができる。というのは本当に大きな価値になるなと感じています。ベースというのは、無意識のうちに当たり前になっていること。です。普段から意識して作っている部分も多いはずなので、哲学、とも言えるかもしれません。普段とは違う哲学を目の当たりにするんです。

人は慣れることが得意な生き物です。嫌なことだって当たり前になれば嫌でなく(感じなく)なったりするらしいです。疑問に思っていたことでも疑問でなくなったり。

他のスクールに足を踏み入れるというのは、他の文化に身を置く。ということです。ものすごい数の疑問が湧いてくると思います。その中で自分の生き方を作っていくことが、とてもいい学びになるなと実感しています。

 

だから、スタッフの人は是非他のスクールでスタッフをしてほしい。見学や交流しただけでは分からないです。スタッフ交換制度とかも面白いと思います。自分の職業が今いる場所だけの「〇〇サドベリースクール・スタッフ」なのか、場所を問わない「サドベリースクール・スタッフ」なのかが分かると思いますよ。僕は今はほとんどの人が前者に過ぎないのかなと思っていて、何とか後者でありたいと目指すものであります。

そして、生徒の人はできる限り長く他のスクールに入り込めると、本当に面白いと思います。もう既に一番面白いことをやっているのでしょうが、、、いちスクールOBの独り言として受け流してくれればいいです。

 

本当は言う程のことでもないんですが、とっても面白いからおすすめですよ!

ってだけ、言っておきます。

 

おわり。